2007.9.2 安倍川支流 安倍の大滝(サカサ川)
入渓ポイント地図 安倍川支流MAP 【安倍☆3 】
今年のとある暑い日、どっかに涼みに行こう。ということで梅ヶ島方面にある安倍の大滝に向けうちの奥さんと
愛犬でドライブに出たことがあった。
名前は知っていたが、行ったことがなかったのでどんな滝かな?
と思っていたが沢沿いに遊歩道もついており、いい感じの渓相が見てとれた。
落差もあってポイントも結構ありそうだ。
いつか行こう!

と思っていたのがこの川だ。
愛読書でみてみるとこの川は「サカサ川」という名前のようだ。
まあ、名前なんてどうでもいいのだが。
いつものごとく、入渓ポイントで夜明けを迎えるべく準備をして出発した。
のだが、安倍の大滝は思っていたよりも遠く入渓ポイントに着くころには完全に夜が明けてしまった。
前回、滝を見に行くときに車を停めたのと同じ場所に車を停めた。
と、そこには既に1台の車が。。。

もう出発しちゃったかな?とその車の様子を見ると人の気配はない。
しょうがないので急いで準備をしていると、
「おはようございます。」
と声を掛けられた。まだ出発していなかったようだ。
話を聞くと、その方は安倍川の本流で釣るとのこと。
良かった良かった、安倍の大滝は本日一番乗りだ。

ちょっと話をしたのだが、どうやらこのHPを見てくれたことがあったようでこの魚センターを覚えていてくれた。
ちょっとした出合いだ。
なんだか嬉しい。
あとは、たくさん魚が釣れることを願うだけだ。

それでは!

と言って、釣場に向かった。
この吊り橋は立派だ、揺れない
↑ 第一の吊り橋 ↑
高所恐怖症の人には酷な吊り橋かも
↑ 第二の吊り橋 意外と揺れる ↑
安倍の大滝(サカサ川)に降り立つにはまず、そこより上流側にある民宿わきの吊り橋(安倍川本流)を渡る。そしてちょっと歩いてもうひとつの吊り橋(サカサ川)を渡る。そうしたら堰堤の上にでるのでそこから釣り開始だ。
入渓してしばらくはなんともならない流れが続いた。
竿は出していない、まあ、出す必要もないだろう。
ほんとにどうしょうもない感じだ。でもひょっとしたらこんなところに魚が残ってるのかも。。。。
でも竿は出さない。
その先を早く釣りたいのだ!

しばらく歩くとちょっとした堰堤(自分の背丈くらい)があって、一応そこから竿を出すことにした。
エサをぽちゃーんと入れると早速チビアマゴの反応があった。
おーっ、魚はいるようだ。
ちょっと安心する。
チャラチャラチャラ ジジイのションベンの様な流れ
↑ 入渓ポイント どうしょうもない ↑
アマゴか?いやアマゴだろう
↑ 朱点がほほんどない ↑
出来れば違うところで釣れて欲しい
↑ 釣れたポイント なんとも風情がない ↑
そして俄然やる気になるのだ。釣りをする人ならみんなそうだと思うのだが、釣りを開始して1匹目が出るまでは何だか心配だ。

この川には魚はいるんだろうか?
今日は釣れるんだろうか?

なんてことを考えるだろう。私はいつもそうで1匹目が釣れたり、アタリがあったりすると安心するし、やる気(釣る気)も全開になる。

ということでその堰堤をサクッと越えて釣り進む。

ちょっと行ったところで1匹釣れた。そのアマゴだが、ヤマメか?と思うくらいに
朱点がない。でも大丈夫、よ〜く見ると朱点はちゃんとありました。
写真を撮ってそのアマゴを逃がしてあげる。
そしてまた釣り進むのだが、その後は困ったことにアタリすら全然ない状態になってしまった。アタリがあってもチビがエサをつつくだけ。
しかも目の前には大きな堰堤が。。。
取りあえず堰堤まで釣ったが何にも釣れず、捲き道を探した。

今までの私であれば迷うことなく引き返すような場所であるが、ここのところのHECHIGARASUメンバーとの釣行で少しはたくましくなったようだ。
何とかならないか?といろいろ道を探す。
でもやっぱり道はない。無茶苦茶険しい道しか。。。
迷ったあげく、当魚センターの心得通りに

「危ないと思ったらすぐにあきらめる」

ということで入渓地点まで引き返すことに決定。
とぼとぼ引き返して遊歩道経由でその大きな堰堤を捲いた。

その堰堤の上から再び釣りを開始。
またまた困ったことにここでも全然釣れない。アタリもない。
粘って何とかチビアマゴを1匹釣る。
そしたらまた堰堤が出てきた。
こんなに堰堤なんてあったかな??
まあいいや、と思いながら堰堤の大物に期待しながら進んでいくがこれもまた
全く反応無し。。。

いやいや困った川だこと。。。
極小アマゴだね
↑ こんな小さいアマゴ、良く釣ったもんだ ↑
水辺にはまだ食べられそうなフキが
↑ 良い感じのポイントはたくさんあるのだが ↑
捲けそうで捲けない、きっと
↑ 右側に道があるのだが。。。 ↑
それじゃ堰堤を捲くか!
と思い、今度ははっきりと道がついていたので安心して進む。
が全然この道が道じゃなかったんだな。
途中で草がボーボーに、更に急斜面になってしまい上へ登らざるをえない。
本当はつかみたくない草を必死につかんで上へ登っていくと遊歩道に出てしまった。。。
最初っから楽な道で遊歩道に戻ればよかった。。。
まあ、道を知らないのだからしょうがない。

そのまま遊歩道を川に下りる場所を探して歩いていくが、しばらく崖状になってしまってなかなか下りられる場所がない。
とうとう最後の吊り橋まできてしまった。
しょうがないのでそこから降りて釣りを再開する。
ここからはちょうどいい感じに落差が出てきてポイントの連続だ!

期待が出来る。
がここも全くダメ。
アタリも全くなし。。。。。

どんどん進んでしまう。
しかも後ろの遊歩道には滝の見物客が結構通るのでかっこつけの私としては是非釣ってかっこいいところを見せてあげたいところだ。
だが、そんな期待も虚しく目印は全然反応してくれない。

残るポイントは主が棲んでいるだろう安倍の大滝とその手前の安倍の小滝だ。
でも諦めモードになっている私は、適当に安倍の小滝に仕掛けを振り込んだ。

「キュィーン!!!」

エサをひったくるようなアタリだった。
なかなかの大物だ。急なアタリにびっくりしたがなんとか針ががりはしてくれた。
影を見る限り結構なサイズだ。
いい感じにいなしていたのだが、やつは突然暴れだし深く深く潜り出す。
そうはさせるかと竿を反対側に寝かせてやつと対峙する。

やつは岩の隙間に逃げ込みたいらしく、必死に岩陰まっしぐらだ。
岩陰に入られたらおしまい、ということはこの前行った大井川のイワナ達に教えられている。再度、そうはさせるかと竿を強く引いたその時、

バラしてしまった。。。

そんなことがあったので、その後は言うまでもなく何も釣れてはくれなかった。
ここにいるのは中ボスくらいだな
↑ 安倍の小滝 ここできたのだが、、、 ↑
なかなか良い写真だ
↑ 安倍の大滝 & 小滝 ↑
安倍の大滝もなんの反応もなく終了。
写真だけパシャパシャ撮ってきた。
観光客に注目されながら川から上がり、キープゼロの私は話しかけられないように
そそくさと遊歩道を戻ることにした。

2つ目の吊り橋(サカサ川に架かる橋)のところまで戻ったとき、観光客に道を聞かれた。
「この道はどっか迂回路はないんですか?」
んん??何を言ってんだ?このおっさんは?なぜに迂回したいのか?

ちゃんと聞いてみると、このおっさんはどうやらハチに刺されたらしい。
「さっき、ハチに刺されたんですよ。」
なんてのんきな事を言っている。
「何バチに刺されたんですか?」って聞いてみると
「黄色いハチ・・・」

なんて答えている。「大丈夫ですか?」って聞くと結構大丈夫っぽい。

ここまでのおっさんとのやりとりから総合的に判断すると、ミツバチかなんかに刺されてきっと大騒ぎしているんだろう。
全く、素人はこれだから困る。

ということで私は「一緒に行きましょう!」と先頭を行った。
特に強がりでもなく、いいかっこしいでもなく。
どうせなんでもないだろうという勝手な思いこみのもとに。

しばらく行ったが、ハチなんて全然いない。
これだから素人は困る。「どこにハチがいたんですか?」って聞くとおっさんは「すぐそこです!」

って言う。すぐそこって、ここは吊り橋の真ん中だし、そんなハチが何処に?
と思いながら、足を1歩踏み出した瞬間、

「ブーンブーンブーンブーンブーンブーンブーンブーン」

は〜ち〜が〜と〜ぶ〜

は〜ち〜が〜と〜ぶ〜

というか何十匹というハチに囲まれてしまった。。。

うぅぅ、動けない。
しかもそのハチさんはスズメバチさんでした。
(幸い、大スズメバチじゃなくて、キイロスズメバチ、幸いじゃないか。。)

スズメバチさん達は私の周りを
飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで
廻って廻って廻って廻ーるー

その間、じっとしているとちょっとづつだがスズメバチさんの動きがおとなしくなる。
その隙にちょっとづつ動くことにしよう!
実践したが、15cmぐらいづつしか動けない。。。でもしょうがない。超ゆっくりのロボットダンスだ。
やっとのことで2歩動いた。

でも動いたのがスズメバチさん達にバレタのだろうか?
今度はハチさん達の動きが

飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで飛んで
当たって当たって当たって当たーるー

になってしまった。
ウェーダーにバシバシ当たって来ている。まるで車にぶつかってくるアブのように。

ヤバイ、興奮している。。。
いっそのことこれが全部アブさんだったらどんなに幸せかと思う。
ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ
と出川の様に思っていると、左の耳にとまっていたハチがとうとう私の耳を
大ボスは不在?
↑ 安倍の大滝 近くで見ると迫力がある ↑
養蜂橋か!!
↑ 新しい橋ができるのか? ↑
「プスッ。」

とやりやがった!
うわぁー、大変だー、逃げろー!
ということでそこからはダッシュ。逃げる途中には右肘も

「プスッ。」

でもなんとか刺される場所は2ヶ所ですんだ。。。
刺されてすぐはそんなに痛くない。
逃げる途中、無意識にかぶっていた帽子を振り回してハチを追っ払おうとしたらしい。気が付くと、振り回して振り回して・・・ポイ!
と帽子をハチのいるあたりに捨ててしまった。。。

でも取りに行けない。。。
帽子は諦めよう。。。

取りあえず、刺された場所を絞って毒を出してみる。
でも全然、出る気配はない。肘も耳も。
そのうち、耳がジンジン痛くなってきた。
クーラーに入っている保冷剤を出して冷やす。

振り返ると吊り橋の上で観光客がどうしようか何だか相談しているようだ。
当然のことながら、この橋は渡れない。
渡れば確実に私よりもたくさん刺されるだろう。
しょうがないので世話の焼ける観光客達(7〜8人はいたかな)に川を渡って戻る道を指示し、助けてあげようとした。

が、ふと考えると私はスズメバチに刺されているのだ!
そんな人を助けている場合じゃない!
逆に助けられる立場の人間だ!

正直なところ、あの場所から安倍川を渡ってこっちに戻ってくるのには堰堤もあるし、崖っぽいところもあるし結構辛いはずだ。
しかもなんの装備もない観光客であれば余計だ。
女の人もいたし。

でも、小学生の頃に既にスズメバチに刺されている私にとっては一大事である。
危なく観光客を助けにいくところだった。。。

なんの後ろめたさもなく急いで車に戻り、速攻で家に戻った。
帰る途中で奥さんに電話をして当番医を調べておいてもらった。
帰ってすぐに病院に行った。
運の悪いことにその日のアレルギー科の当番医は小児科で、行ってみると待合室は子供でいっぱい。
しょうがないので待つのを覚悟で受付表を書いてイスに座って待っていると
「大橋さ〜ん」
あれ、3分も待ってない。
先生は他の患者を診てる途中で私を診てくれた。
実はそれだけヤバイってことなんだね。スズメバチは。
診てもらったらアナフィラキシー反応は出てないので、取りあえずは大丈夫とのこと。
でも体温は38度近くまで上がってました。
注射を打って、クスリをもらって帰ってきた。

肘のほうはそうでもなかったが、とにかく耳のほうが痛くて痛くて。
1週間耳は腫れてたね。

みなさんも「黄色いハチ」にはご用心
ゴミを捨てるな!
↑ ハチに刺されてもゴミは持ち帰る ↑

大橋☆魚センターとは静岡の渓流釣り情報を提供するサイトです。安倍川、藁科川をメインに釣場の紹介を実名で行います。
魚の釣れたポイントも動画で紹介します。実はあなたの渓流釣りを応援するサイトなのです。

大橋☆魚センターTOPへ戻る
PageRank